日経賞はフェノーメノ快勝。オルフェ、シップが見えてきた?

日経賞

1着 フェノーメノ
2着 カポーティスター
3着 ムスカテール

昨年JC以来のフェノーメノ、有馬記念以来のオーシャンブルーと休み明けのステイゴールド産駒2頭が人気となり、フェノーメノが人気に応え1着。オーシャンブルーは見せ場もなく9着と敗れ、対照的な結果となりました。

勝ったフェノーメノはネコパンチ、ロードオブザリングから離れた3番手集団の前できっちりと折り合う理想的な展開。4コーナーでも余裕を持ちながら差を詰めていき、あとは直線で交わすだけという競馬でした。
このレースぶりを見れば天皇賞(春)の京都3200でも勝負できそうな感じはありますね。ゴールドシップは強いですが、この馬は前で競馬できますしチャンスは十分あるでしょう。
次走は香港か天皇賞(春)かまだ決まっていないようですが、ファンとしては是非天皇賞の方に出てきてもらいたいものです。

どちらにせよ休みを挟んでのこの勝利は完全に本格化と思っていいでしょう。オルフェーヴル、ゴールドシップとステイゴールド産駒には強い2頭がいますが、この馬も絡んでいけそうな感じですね。

2着カポーティスターはフェノーメノの前の位置取りから、先に抜け出し粘りこみました。
3,4コーナーでマイネルキッツに捲られた際に多少釣られたような中途半端な形でいってしまったように見えましたが、結果的にはこれで良かったですね。
展開的に良い位置にいられたのは確かですが、早めに仕掛ける形になってこの結果なら十分でしょう。
天皇賞(春)でも前々でしぶとく粘ってくる可能性はありそうです。

阪神大賞典はゴールドシップの完勝。天皇賞(春)へ死角なし

阪神大賞典

1着 ゴールドシップ
2着 デスペラード
3着 フォゲッタブル

単勝1.1倍の圧倒的人気に推されたゴールドシップが余裕を持っての完勝。さすがにここでは力が違いました。
天皇賞(春)に向けて死角はほぼありませんが、捲りが武器の馬なので反応が悪かったり、捲れないような展開になった場合に取りこぼす可能性は常に持っているのですが、ここまでの走りを見る限りでは捲り不発は想像しにくいですね。
あとは相手関係ですが、オルフェーヴルが出てくるかどうかだけではないでしょうか。

2着のデスペラードはゴールドシップの後ろという位置取りで自分の競馬に徹しました。賞金的な事を考えればこの馬はここで賞金を加算できた事は大きく、天皇賞(春)の出走も叶いそうです。
逆に馬体を併せて勝負したベールドインパクトは厳しい結果になりました。2頭の対照的な乗り方が結果的には着順を分けた感じですが、まぁ結果論になってしまいますね。

3着フォゲッタブルはなんと3年ぶりの馬券圏内。過去には天皇賞(春)で1番人気にもなったことがある良血馬ですが、ここから復活となるかというところですね。

フェノーメノ、天皇賞(春)か香港遠征かは日経賞次第

3/23の日経賞への出走を予定しているフェノーメノは、日経賞の結果次第でその後の予定を天皇賞(春)に出走するか、香港のクイーンエリザベス2世Cに出走するかを決めたいとの事。
昨秋に距離の問題から菊花賞ではなく、天皇賞(秋)を選んでいる事からも、遠征というハードルはありますが香港を選ぶ可能性は高いですが、まずは日経賞できちんと復帰をというところですね。

春のこの時期は中距離馬の目標が難しく、ドバイや香港というパターンもだいぶ多くなってきました。
天皇賞(春)にメンバーが揃わなくなって久しいですが、これはもう仕方のない流れなんでしょうね。

23日の日経賞(中山)で始動するフェノーメノ(牡4=戸田)は今春、香港のクイーンエリザベス2世C(4月28日、シャティン)に参戦する可能性が出てきた。14日、戸田師が明らかにした。「登録は済ませました。日経賞の結果次第ですが天皇賞(4月28日、京都)か香港に行くのか、オーナーサイドと相談して決めたい」と同師。クイーンエリザベス2世Cは昨年、ルーラーシップが優勝。出走すれば、2年連続で日本馬Vの期待もかかる。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/03/15/kiji/K20130315005395560.html

ダイヤモンドSはアドマイヤラクティ。長距離で真価を発揮するか?

ダイヤモンドS

1着 アドマイヤラクティ
2着 ジャガーメイル
3着 メイショウカドマツ

ネコパンチが例のごとく大逃げを打つも3コーナー手前で早々と手応えがなくなり、ケイアイドウソジンなど先行勢が一気にペースを上げ直線を向くも、中団に待機していたアドマイヤラクティとメイショウカドマツが外から伸び、アドマイヤラクティが一気に突き抜ける。メイショウカドマツも粘るがもう1つ後ろからきたジャガーメイルがメイショウカドマツをクビ差捉えたところがゴール。

勝ったアドマイヤラクティは金鯱賞、AJCCと連続3着からの重賞初勝利。
このレースで13戦連続の3着以内と抜群の安定感を見せている反面、決め手が足りない事も確かだったのですが、ここは快勝と長い距離が向くのかもしれませんね。
血統的にも父ハーツクライ、母父エリシオでスタミナに問題はなさそうですし、このレースを見ても春の天皇賞では楽しみな一頭になりました。
あとは格の問題ですが、今回斤量で2.5kgの差があったジャガーメイルとは2馬身半。実際に天皇賞(春)を勝っているジャガーメイルですが9歳となりましたし、まだ物足りない部分は残ります。

そのジャガーメイルですが今回の条件で2着は立派ですね。
さすがにもう厳しいのではと思ってしまうのが正直なところではありますが、香港と今回の走りを見る限りでは、ひょっとしたらという期待も抱かせてくれます。

3着メイショウカドマツは2400mの松籟Sを勝ってここでもしぶとく3着。ダイワメジャー産駒であることは忘れたほうが良さそうですね。
実績も賞金的にもまだ春の天皇賞でという馬ではありませんが、距離問わずしぶとい競馬ができる馬のようですね。どこに出てきても展開次第では面白い馬なのではないでしょうか。

京都記念はトーセンラーが快勝。2年ぶりの勝ち星

京都記念

1着 トーセンラー
2着 ベールドインパクト
3着 ショウナンマイティ

人気は距離の不安を抱えながらのジャスタウェイ。実績上位も宝塚記念以来の休み明けとなるショウナンマイティが2番人気と、どの馬を不安を抱えながらというレースでした。

レースはビートブラックがマイペースで逃げる展開を、ショウナンマイティが向こう正面から進出して一気に先頭へ。
そのままショウナンマイティが先頭で直線を向き抜け出しを図るが、外から伸びたトーセンラーがあっさりと捉え、1馬身半差の勝利。2着には後方からジリジリと伸びてきたベールドインパクト。ショウナンマイティは3着という結果でした。

勝ったトーセンラーはちょうどいい位置をちょうど良く回れた感じですね。ショウナンマイティが早めに仕掛けてくれた事も結果的には楽になりました。重賞でも善戦し続けている馬ですが、勝ったのはきさらぎ賞以来で約2年ぶりという嬉しい勝利となりました。
2000mでの好走が目立ち中距離馬という印象ですが、京都は合いますしオルフェーヴルからは0.7離されてますが菊花賞も3着しています。天皇賞(春)ではゴールドシップにまともに勝負ができるかと言うと不安な部分は大きいですが、道中スムーズならこなせる可能性はありそうですね。

2着ベールドインパクトは最後までよく伸びて2着確保。長い脚が使えて長距離向きな印象もありますが、成績からは中距離の方がいい馬です。勝ち馬もそうですがディープインパクト産駒はマイルから中距離という馬が多いですね。
速い脚は使えないので、展開にも注文のつく馬です。

3着ショウナンマイティは休み明けで強引にいった割には良く走ったという感じです。
こちらは成績からも長距離ははっきりとだめなので、天皇賞(春)には出てこなそうです。

斜行に物議もダノンバラードが勝利。AJCC

アメリカジョッキーCC

1着 ダノンバラード
2着 トランスワープ
3着 アドマイヤラクティ

ダノンバラードとベリー騎手の斜行が物議を醸したレースですね。今年から変わった降着ルールを知らしめる結果となりました。

ネコパンチが離して逃げる展開で、道中は馬群がバラける流れ。宝塚記念以来の休み明けだったネコパンチは早々に失速し、3,4コーナー中間では捕まり、一気に馬群が詰まった状態で直線へ。
まず外に出したダノンバラードが先頭に立ち、内からはゲシュタルトとトランスワープ。ここでダノンバラードが大きく内側に斜行し、トランスワープの前をカット。ゲシュタルトと合わせて2頭とも完全に行き場がなくなり手綱を引っぱる状態。
そのままダノンバラードが先頭でゴールし、体勢を立て直して再度伸びてきたトランスワープが2着。外を回したアドマイヤラクティが3着。

勝ったダノンバラードは斜行癖があるとの事で、ヨレたというよりは内ラチに向かっていった感じですね。
トランスワープ、ゲシュタルトには致命的な不利となってしまいましたが、ダノンバラードの脚を見る限りでは斜行がなくてもそのまま勝っていたと思います。だからと言って問題にしなくていいという事ではありませんけどね。
3歳時から期待されてきたダノンバラードですが、ここからようやく本格化という事になるでしょうか。

2着のトランスワープはあれだけの不利を受けてよく詰めてきたという印象ですね。
今までの使われ方からも、父ファルブラヴからも中距離馬なんですが、母父リアルシャダイが僅かに春の天皇賞への期待を抱かせます。

3着のアドマイヤラクティは常に好走を続けている馬で、ここへ来て重賞でも勝負になってきている楽しみな馬ですね。
ここはトランスワープは捕まえてほしかった気はしますが、今後も注目の1頭ですね。

日経新春杯はカポーティスターが内枠、軽ハンデを利した勝利

日経新春杯

1着 カポーティスター
2着 ムスカテール
3着 トウカイパラダイス

この日の京都は内が断然有利という馬場で、人気のムスカテールは最内の1枠1番、対して2,3番人気のダコールとカフナはともに7枠と外枠をどう乗るかが注目されました。

レースは平均ペースで流れ、トウカイパラダイス、カポーティスターが先行勢の内、その後ろにムスカテールとなり、カフナは中団外、ダコールは後方外という形。
直線を向いてトウカイパラダイスが逃げるホッコーガンバ、トップゾーンを外から捕まえるも、同時に内々を回ったカポーティスターがそのまま内を突いて伸び、半馬身ほどのリード。トウカイパラダイスも食い下がるが差は縮まらず、カポーティスターが重賞初勝利。
同じく内から伸びてきたムスカテールが2着、トウカイパラダイスは3着。

勝ったカポーティスターは52kgの軽ハンデと馬場のいい内側を通れた事で、恵まれた部分は大きかったですね。
とは言え1000万勝ち直後のG2制覇は明け4歳馬ですし、大きな成長も予感させます。斤量の恩恵がなくなる今後の重賞戦線でどういったレースを見せてくれるかですね。

2着ムスカテールは、こちらも馬場のいいところを通れています。アルゼンチン共和国杯以来のレースで馬体重も+12kgという状態でこの結果ならまずまずと言えるのではないでしょうか。
ただこちらももう一つ強くなってこないと上とはちょっと差がある印象ですね。

2012年の参考レース

有馬記念

ゴールドシップが捲り気味に押し上げて、直線も外から突き抜ける完勝。2着に10番人気のオーシャンブルー。

ステイヤーズS

10歳馬トウカイトリックが勝利。2着ファタモルガーナ、3着デスペラードは今後長距離戦の常連になるかもしれませんね。

アルゼンチン共和国杯

ルルーシュが快勝。ムスカテール、マイネルマークも長いところで面白い存在になってきそうです。

菊花賞

ゴールドシップが皐月賞、菊花賞の二冠達成。2着スカイディグニティは2013年に入ってから屈腱炎を発症し長期休養となってしまいました。

天皇賞(春)の特徴

コースの特徴
京都外回り3200mの長丁場。向こう正面からスタートし一周半というコースです。同一コースで行われるレースは他にはなく、天皇賞(春)だけで使われます。
3200mという距離や、最初の3,4コーナーを下って、歓声に沸くホームストレッチを通過する為、ここまでは折り合いに専念するケースが多く、前半のペースは落ち着いた流れになる事がほとんど。

レースのラップが速くなるのは残り800mからで、ペースにもよりますが後方の馬はこの前にある程度押し上げておかないと厳しくなってきます。
京都の外回りなので、この距離でも上がりは速く、ロングスパートに対応できて、かつ切れる脚も要求されるレースです。

京都3000mで行われる菊花賞とはスタートから最初のコーナーまでの距離が大きく違いますが、この点さえ踏まえておけばやはり最大の参考になるレースです。

レースの特徴
かつてはG1の中でも堅いレースで、強い長距離馬がその実力を遺憾なく発揮するレースでしたが、近年では荒れやすいレースとなっています。
2001年以降1番人気で勝ったのはテイエムオペラオーとディープインパクトだけで、その2頭のような距離適性を超えた圧倒的な力がないと勝てないレースになっています。
人気薄の好走馬で目立つのは先行型で、昨年のビートブラックや、05年のイングランディーレは印象的な勝ち方をしています。
その他の人気薄の連対馬に共通するのは長く脚を使える馬で、キレも必要な展開になる事はありますが、長距離で面白いのはやはりバテずに長く伸びてこれる馬という事になりますね。

2012年の天皇賞(春)

天皇賞(春)

1着 ビートブラック
2着 トーセンジョーダン
3着 ウインバリアシオン

前年の三冠馬オルフェーヴルが前哨戦の阪神大賞典で逸走しながらも2着というレースを見せ、とにかく注目はオルフェーヴルというレース。人気も1.3倍と圧倒的な支持をされました。

レースはスタートでビートブラックが先頭に立つもすぐにゴールデンハインドがハナを主張し、ビートブラックは2番手に、次いでナムラクレセントまでの3頭が先頭集団を形成。
向こう正面に入るとゴールデンハインド、ビートブラックがさらに後続を離し、3番手にぽつんとナムラクレセント、そのかなり後方にユニバーサルバンクやウインバリアシオンがいて、オルフェーヴルは後方。

3コーナーに入るとビートブラックがペースを上げ先頭に立ち、オルフェーヴルはまだ後方。オルフェーヴルをマークする形のヒルノダムールやローズキングダムも後方のまま3,4コーナーでなかなか差が詰まらず、波乱の予感を感じさせながら直線へ。

ゴールデンハインドはいっぱいになり、中団から伸びたトーセンジョーダンに捕まるも、ビートブラックとの差はなかなか詰まらない。オルフェーヴルは大外で膨らみ、直線を向いた時点でビートブラックとは既に絶望的な差がついてしまい、万事休す。

結局ビートブラックがそのまま逃げ切り、初のG1勝利。ビートブラックしか活躍馬がいないと言ってもいい父ミスキャストももちろんこれが初のG1勝利となりました。
2着は人気馬の中では前目につけたトーセンジョーダン。後方からよく追い込んだウインバリアシオンが3着。

オルフェーヴルという絶対的な人気馬が後方から動けなかった事が、他馬の動きに全て影響してしまった感のあるレースでした。